グァテマラ・マヤ文化協会
ASOCIACIÓN JAPONESA DE LOS AMIGOS DE LA CULTURA MAYA DE GUATEMALA

理事会関連

訃報:当協会兒嶋英雄理事、2023年7月10日(月)に逝去いたしました

兒嶋英雄理事は長年にわたり藍染めのご研究をされ、JICAの専門家としてエルサルバドルの染織産業復興やグアテマラの織物、マヤ文明に関するご研究を通じて日本とグアテマラの文化交流を促進されていました。
突然の訃報に際し、ご遺族ならびに関係者の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。

葬儀は現地グアテマラで近親者にて執り行われました。

※下記の記事の通り、兒嶋英雄理事は2019年に旭日単光章を受賞されています。
この場をお借りし、その際の叙勲謝辞を掲載させていただきます。

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児嶋先生叙勲謝辞(2019年)
第二次世界大戦中に育った私などにとりまして、「勲章」と言えば軍人とか戦争といったイメ─ジが強く、文化畑の私などがこういうものを戴くのは、何やら場違いな感じが致しまして、正直なところ一寸戸惑っておったのですが、「文化勲章」というものがあることを思い出し、それならばと納得を致した次第です。
実際のところ、私自身が叙勲に値する人間であるかどうかは分かりかねますが、日本大使館の推薦、そして日本の内閣府が履歴や実績を審査された結果の叙勲であるならば、大変名誉なこととして、謹んでお受け致すことに致しました。
今からおよそ50年ほど前、メキシコからグァテマラへ調査・研究の対象を移します際に、メキシコの邦字新聞社の社長さんから戴いたお言葉が昨日のごとく身にしみて思い出されます。すなわち、“メキシコには荻田政之助あり、ペル─に天野芳太郎があるごとく、あなたはこれから中米の児嶋になりなさい“と。
今、我が身を振り返って思いまするに、勲章などという大層なものを頂戴致しましたものの、未だこれら諸先輩の足下にも及んでいない自分をただただ恥じいるばかりです。
メキシコ考古学界の重鎮であったラモン・ピ─ニャ・チャン博士と共に、数々の偉大な考古学発掘を手掛け、グァテマラではカミナル・フユ─のモンゴイ遺跡を発掘した私の畏友大井邦明博士は、その後、京都外国語大学で教鞭をとっておられました。
彼は晩年、食道癌に苦しみながらも亡くなる3日前まで教壇に立ち続けられたと聞いております。
及ばずながらこの私も命の続く限り、日本とグァテマラの人々の為に何らかのお役に立ちたいと願っている次第です。
本日は、私の叙勲の為にお忙しいところを皆様お集り頂き、誠にありがとうございました。
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兒嶋英雄先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

兒嶋英雄理事、旭日単光章受賞

当協会の兒嶋英雄理事が旭日単光章を受章されました。
兒嶋理事は、長年にわたり、藍染めのご研究をされ、エルサルバドルの染織産業復興やグアテマラの織物、マヤ文明に関するご研究を通じて、日本とグアテマラの文化交流を活発に促進されました。
授賞式冒頭、大使のスピーチに続き、カミナルフユ遺跡の発掘調査に多くかかわったバルバラ教授からも児嶋先生への謝辞の言葉が送られました。兒嶋理事の偉業はグアテマラのみならず、エルサルバドルまで及び、現地の方々の重要な産業を生み出し、特に藍染の技術を後世まで引き継いでいかれることでしょう。
在グアテマラ日本大使公邸にて授賞式

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